【悲しい話】婚約者にダイヤの指輪をねだったら紛争ダイヤについて講義された

悲しい話。

*ご本人、その周辺の身バレ防止のため一部フェイク。

「半年前に親のセッティングしたお見合いで知り合った彼。顔は普通だけど、上場企業勤務で年収1000万。背も私より高いし、年の差は数歳。

唯一の問題は彼が一人っ子で、向こうの両親と同居前提、将来は介護要因。それで、これまでは断られてきたみたい。

でも、これまで恋もうまくいかず、婚活はしたけどうまくいかなかった派遣切りにあいそうなアラフォーの身としては、もうとにかく結婚しちゃえと。

両親も乗り気だし、その彼も私を気に入ったみたいで、結婚前提で付き合い、9月の私の誕生日についにプロポーズ受けた。

でも、ずっと気になってたのは、プロポーズにいたるまで、彼から何もプレゼントもらったことがなかったこと。食事はおごってくれるし、車で迎えにきてくれるから、気にしてなかったけど。

でも、さすがに婚約指輪欲しいから、彼に「指輪はいつ、買いに行く?」って聞いた。彼は「結婚指輪だね。式までに用意しよう。実は、◯◯の株主優待があって安く買えるんだ」

◯◯は確かに貴金属扱ってるけど、日本の正直いえば、良く言えば老舗、悪く言えば、友達には自慢できない、しぶいね、しぶすぎる、、、なメーカー。

私はハリーウィンストンなんてもちろんいらないけど、せめて、デパート入ってるブランドのが欲しかった。

それに、結婚指輪だけじゃなく、もちろんダイヤのついた、婚約指輪が欲しかった。

それで、彼に聞いた。婚約指輪が欲しい、小さくていいから、綺麗なダイヤの、って。

そしたら、彼、いきなり「君は紛争ダイヤを知っているか?」と。


知らないって答えたら、その日、彼の家に呼ばれて。映画見ようというから、何かなと思ったら、それがなんと

ディカプリオ主演の、紛争ダイヤを描いた「ブラッド ダイヤモンド」だった!!

「見終えたあと、このブラッドダイヤモンドに出てくる架空のダイヤモンドの会社のモデルは実在する南アフリカ拠点の有名なダイヤモンドメーカーで、ダイヤの価格についてとか、ダイヤモンドはしょせん、炭素なんだとか、一晩、長々と講義を聞かされた。

当然、婚約指輪はナシだって。ご両親も、婚約指輪はナシで、その分のお金はいずれ生まれる子供の学資ローンにしたって。そのおかげで、彼は父親が定年後に大学入ったけど経済的に安心してうんたらかんたら。。。。